老後2000万円問題が話題となり、副業や投資など資産形成の必要性を感じる方も増えてきました。
Webライターは未経験でお仕事にブランクのある主婦でも稼ぐ方もいるので、
ご興味のある方も多いと思います。
ご自身にWebライターの適正があるのかチェックしてみませんか?
Webライターに向いている人の特徴と稼ぐWebライターへの勉強法をWeb業界に在籍経験のある私が解説します。
Webライターに向いている人の6つの特徴
Webライターは、文章を書くことが得意でないとなれない職業なのでしょうか?
最初は得意でなくても続けることでスキルアップし、主婦やミドル世代でも活躍している方はいます。
項目すべてに当てはまらなくても、実践の積み重ねでカバーできることも多いので参考程度にチェックしてみてください。
- 文章が好きな人
- 文章に几帳面な人
- 客観的な視点で考えられる人
- Webライターに有利なスキルも身につけたい人
- ひとりでコツコツと作業ができる人
- コミュニケーション能力のある人
文章が好きな人
活字が好きな人や考えていることを言語化することが得意な人は、Webライターに向いています。
書きたい事が色々と頭に浮かんでも、人に順序立てて伝える思考力がないと読み手にうまく伝わりません。
語彙力や構成力も読み手に最後までスムーズに読んでもらうために必要な技術ですが、
積み重ねでスキルが身についていける部分です。
文章が得意でなくても、
「うまくはできなくても文章は嫌いではない」
「時間はかかるけど読みやすい文章が作れたらうれしかった」
など、文章が好きな気持ちがあれば大丈夫です。
Webライターの作業は、調べて、書いて、読んで、修正して、の繰り返しなので
根気と労力のいる作業になります。
文章が苦痛に感じるようでしたら、Webライターを続けることは難しいと思います。
文章に几帳面な人
自分が書いた文章を読み返した時に、気になる部分がでてくる几帳面さんは、Webライターに向いています。
- 誤字脱字
- 句読点の位置
- 半角、全角の統一
- 固有名詞の正確性
- 表記ゆれ、用語ゆれ
上記以外にも、この構成や言い回しが読者に伝わりやすいかなど
読者の視点に立って文章を書くことに神経質な人の方がWebライターとして成長できます。
最初からできなくても実践を重ねることで気をつけられる部分ではありますが、
細部に気を配ることができる人は習得も早いです。
Webライターは仕事として執筆した記事に収入が発生しますので、几帳面なくらいがちょうど良いかもしれません。
客観的な視点で考えられる人
記事の構成を考える上でも文章にする上でも、クライアントの視点と読者の視点を客観的にとらえることが大切です。
クライアントの意図を考えてみましょう。
クライアントの意図とは
- 記事自体の存在理由
- 記事を読んだ読者のゴール設計
なぜクライアントがコストをかけて、あなたに記事を依頼をしたのでしょうか?
あなたの記事を読んだ読者にどういった気持ちや行動を起こして欲しいとクライアントは願っているでしょうか?
クライアントの自社サービスの認知のため、
サービスをわかりやすく読者に届けるため、
商品の成約など、
クライアントには記事を依頼する意図が必ずありますので、客観的に理解した上で記事を書くと大きく変わってきます。
そして読者の視点とは
- 読者の性別、年齢、目的などのペルソナ像
- ペルソナのニーズ
- ペルソナの行動
読者が何の情報を知りたくて記事を読むのか、その情報を得た後は次に何の行動をするかなど、
何を悩んで望んでいるかを客観的に考え読者の解決になる情報を与えることが大切です。
クライアントの望むゴールを理解し、読者のニーズやを汲み取ることが、質の高い記事に仕上がります。
Webライターに有利なスキルも身につけたい人
Webライターとして継続して案件を受注していくには、下記のスキルを身につけると有利になります。
- リサーチ能力
- キーワード選定スキル
- SEOのスキル
- 画像選定スキル
- WordPressのスキル
最初から身についていなくても大丈夫ですが、
逆にスキルがないと案件獲得や単価アップにはつながりにくく初心者Webライターからなかなか抜け出せなくなります。
スキル獲得に向上心がある人の方が、案件を獲得しやすいWebライターになれます。
Web記事はアクセス解析でどれだけ読まれているかなど数値化されますので、
読者が飽きずに読まれたかは良くも悪くも結果が明らかになります。
読者の満足度が高い記事は、クライアントの望むゴールにつながるため、質の高い記事のためにスキルアップは欠かせません。
ひとりでコツコツと作業ができる人
フリーランスはもちろん、企業所属のWebライターもWeb運営自体はチームですが、
記事の執筆は共同で作業することはほぼありません。
ひとりでリサーチし、整理して、書く、地味な作業を読み返しては書き直すを繰り返します。
入稿後もクライアント側から修正があれば、また文章と向き合います。
特にはじめのうちは文字単価も安く、構成を考え文章を書くのにも時間がかかるため、
記事数こなす必要もあります。
黙々と文章と向き合う作業ができる人に向いています。
コミュニケーション能力のある人
クライアントとの連絡は、メールやチャットツールがメインとなります。
フリーランスのWebライターの方が執筆したコラムを、私は数年間毎週受け取っていましたが、
一度も対面することなくメールでだけのやり取りでした。
メールは相手の時間を邪魔せずに端的に伝えられて便利ですが、
対面や電話でならカバーできるニュアンスも、メールだと伝えるのに難しい側面もあります。
コミュニケーションも簡素的になりがちですので、表現や言い回しに少し工夫があると相手に与える印象も変わってきます。
対面しないからこそ丁寧なコミュニケーションが大事です。
特にトラブル発生時の報連相(報告・連絡・相談)は、マイナスな時こそコミュニケーション力が出やすいです。
取材記事の案件の場合は、取材対象と対面し本音を引き出すために会話の展開を考える必要もあるため、
より高度なコミュニケーション能力が必要となってきます。
Webライターに向いていない人の特徴は?
Webライターに向いている人の特徴6つは、現在当てはまらなくてもWebライターとして活動していくうちに習得できるものもあります。
しかし向いていない人の特徴に当てはまる場合は、Webライターはストレスに感じるかもしれません。
- 文章の組み立てが苦痛な人
- 向上心のない人
- 自己表現したい人
文章の組み立てが苦痛な人
Webライターの作業は、調べて、書いて、修正して、の繰り返しなので根気と労力のいる作業になります。
Webライターは文章力も鍛えていかないといけません。
文章と向き合う地道な時間がほとんどなので、文章を組み立てるのが苦手な場合は、稼ぐWebライターになるには厳しいと思います。
向上心のない人
Webライターとしてスキルを磨く向上心がないと、書いても低単価案件しか受注できないWebライターになってしまいます。
最初からスキルが備わっていなくても、身につけていくための努力は必要です。
クライアントへの入稿もWebの移り変わりとともに新たなツールが今後出てくるかもしれませんし、
読者のニーズも時代の変化とともに変わっていきます。
何が流行っているか新しい情報を得ることが苦痛でない人の方がWebライターに向いています。
自己表現したい人
Webライターには客観的な視点が求められるため、
自己表現ばかりの内容や、読者に情報を与えることない経験談を書いた記事は求められていません。
クライアントの意図を汲み取りつつ、読者のニーズに応えた、読みやすい役に立つ記事が求められます。
論理的思考で正しい情報を整理し、言語化していかなければなりません。
稼ぐWebライターになるための勉強法
- 本を読む
- ブログを書く
- オンライン動画教材で学習
- スクールで身につける
本を読む
Webライティング特有の型、文章を書くルール、SEOの基本知識を学ぶためには読書がおすすめです。
専門知識の習得はもちろん、本を執筆したプロのライターの文章の組み立て方や言い回しなど、学ぶところは多くあります。
はじめのうちは低単価なので、文字単価を上げるためのスキルアップの勉強として本はおすすめです。
入門書は下記が有名です。
- 「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」 唐木 元(著)
- 「沈黙のWebライティング Webマーケッター ボーンの激闘」 松尾 茂起(著)
- 「人を操る禁断の文章術」 メンタリストDaigo(著)
文字単価アップにつなげたい、スキルアップしたい脱初心者向けは下記です。
- 「10倍速く書ける 超スピード文章術」 上阪 徹(著)
- 「SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64」 ふくだ たみこ(著)
- 「売れるコピーライティング単語帖」 神田 昌典(著)衣田 順一(著)
ブログを書く
ブログに記事を書くことは、執筆の練習として構成を考えたり、思考を言語化する能力が身につきます。
Webライター未経験者は案件に応募するとき、ブログを実績としてクライアントに見せることで、
ブログがあなたのポートフォリオ代わりになってくれます。
ブログは、noteやはてなブログなど無料ブログでも文章の鍛錬には十分ですが、
WordPressの操作ができることがスキルの一つに評価されるため、Wordpressがおすすめです。
ブログはポートフォリオや文章の練習としてだけでなく、
書きためたブログの記事はアフィリエイトを導入することで収益となり得るのであなたの収入源にもなります。
ブログを収益化する方法はまた別記事でご紹介いたします。
オンライン動画教材で学ぶ
学ぶ方法も多様化され、Webライティングも動画教材で学べます。
動画教材は、好きな場所好きな時間で勉強できて、わからないところは繰り返し再生し復習できるので、自分のペースで習得できます。
専門スクールで学ぶ
専門スクールに通うことはもちろん費用はかかりますが、独学にはないメリットもあります。
本やオンライン動画教材で学ぶ時は孤独なため、モチベーションの維持が鍵となります。
その点、スクールに通うことは同じ目的を持った仲間とも出会え、モチベーションを高め合うことができます。
また、文章の添削をしてもらえたり、その場で講師に質問もできるのでサポートがある分
Webライターに必要なスキル習得は早いです。
案件の紹介や仕事の斡旋などのキャリアサポートも受けられることがあります。
まとめ
Webライターに向いている人は、下記になります。
- 文章が好きな人
- 文章に几帳面な人
- 客観的な視点で考えられる人
- Webライターに有利なスキルも身につけたい人
- ひとりでコツコツと作業ができる人
- コミュニケーション能力のある人
文章を書き続けることでカバーできることもあるため、文章を書くのが苦痛でスキルの習得に関心がないわけでなければ、適正がないとあきらめないでください。
稼ぐWebライターへの勉強法は下記になります。
- 本を読む
- ブログを書く
- オンライン動画教材で学ぶ
- スクールで学ぶ
やる気次第で身についていく職業なのでWebライターがおもしろそうと感じたら、
ご自分に合った勉強法でスキルを身につけ、稼ぐWebライターを目指しましょう!